ジェル開発ストーリー Vol.5

イメージを“現実”にするって、想像以上にむずかしい!

いよいよ、&Tuneジェルも試作フェーズに突入しました!

「こういう成分を入れたい」
「こんな使い心地がいいな」
「香りは、優しくて心がゆるむような…」

少しずつ頭の中にあったイメージが、具体的になってきたこのタイミングで、
3社のOEM会社さんにまったく同じ要望を出して、試作品を作っていただきました。

届いたのは、試作品1号 × 3社分

見た目は似ているけれど…
使ってみると――

テクスチャーも香りも、肌にのせたときの感覚も、ぜんっぜん違う!

これは正直、びっくりでした。


たとえば、

・A社のジェルはベタつきはあるけど、リフト感が速攻でくる感じ
・B社はサラッとしてるけど、保湿感がちょっと物足りない
・C社はネバっとしていて、でももう少しピンとした感じがほしい…

どれも「悪くないけど完璧じゃない!」という、“惜しい”状態でした。


ただ、こういうのって私の感覚だけで決めるのは危険。

なので、信頼できる友人たちにお願いして、モニター体験してもらいました。
「どれが好き?」「どう感じた?」「朝まで潤ってた?」などなど、
リアルな声をフィードバックにも活用しています。

それに加えて私は、ちょっと理系気質なので(笑)、数値での検証もスタート!

肌水分量を測るスキンチェッカーを導入して、各試作品ごとに
・使用前
・塗布5分後
・30分後
・1時間後
・8時間後

…という感じで、保湿の持続時間を見える化しました。


さらに、リフトアップ効果の確認には、
・ビフォーアフターの写真を撮る
・フェイスラインの変化をチェック
・触ったときのハリを感じる

など、完全に人体実験モード!(笑)


でも、やればやるほど気づくのは――

「イメージを言葉で伝えるって、すごく難しい」ということ。

やりたいこと、ちゃんと伝えたはずなのに、
届いた試作品を見ると「ん?そうじゃない…」となることも多々あります。

やり取りはすべてメール。
これから“形にするもの”を、言葉だけで説明するのって本当に繊細な作業。


そもそも、「普通こう思うよね」の“普通”が、
OEM会社さんと私ではまったく違う。

化粧品業界のプロと、素人の私。
考えていることも、使う言葉も、前提の常識も、違って当たり前。

だからこそ、丁寧な確認と、諦めないすり合わせが必要なんだなと感じています。


たった1つのジェルを形にするにも、ここまで試行錯誤がある。
でもそれって、eBayでも人生でも、同じかもしれませんね😊

さて、次はいよいよ試作品2号へ…!

理想に一歩近づくことを願って、開発ストーリーはまだまだ続きます✨